子供たちが地域の恒例行事に参加です。宮城県白石市では、木材の塗料などとして使われる「柿渋」作りを地元の小学生が体験しました。

白石市の小原公民館で行われた柿渋作りには、小原小学校の3年生と4年生、3人が参加しました。地元の人たちと一緒に取り組んだのは柿渋作りです。

柿渋は、まだ青い状態の熟していない柿をこまかく砕き、搾り出した汁を熟成させたものです。防腐や抗菌の効果などがあるとされ、木材の塗料やせっけんなどに使われているということです。

用意された柿はおよそ100キロ。そこから50リットルほどの柿渋になるそうです。

子供たちは柿を包丁で細かく切ったり、汁を絞り出したり…柿渋作りを通して地域住民と交流していました。

子供たち
「できたらお風呂で体を洗ってみたい」
「ミキサーで混ぜるのが、とても楽しかった」
「柿渋石けんなど、いろいろなものに使っていきたい」

搾った柿の汁は、このあと2年ほどかけて熟成し、完成した「柿渋」は地区のイベントなどで販売されるということです。

仙台放送
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