東北電力は、不具合が生じていた機器の交換のため、運転を停止していた女川原発２号機について、先ほど３０日午後６時に再び原子炉を起動したと発表しました。
東北電力によりますと、女川原発２号機では今年５月から６月にかけ、重大事故が発生した際に水素濃度を調べる測定機器４台のうち２台で、異常な数値が示される原因不明の不具合が起きていました。
この機器の交換のため東北電力は８月２１日から女川原発２号機の運転を停止していましたが、４台全ての交換や機能確認の試験なども終えたことから、３０日午後６時に再び原子炉を起動しました。
今後は、原子炉の出力を上昇させ、準備が整い次第、発電を再開するとしています。
東北電力は「機器の不具合について原因調査を行うとともに、引き続き安全確保を最優先に、原子力発電所の運転に努めてまいります」とコメントしています。
