間もなく夏休みも終わりますが、2学期が始まるこの前後の時期は子どもの自殺が多いという気になるデータがあります。
鹿児島市で28日、子どもの悩みと向き合うスクールカウンセラーなどを対象とした講演会があり、専門家は「不登校への早期の対応がもっとも大切」と指摘しました。
こちらは2020年を除く、2009年から2023年にかけての14年間に自殺した子どもが、いつ自殺に至ったかを日別に示したものです。
夏休みが終わり新学期が始まる9月初旬に、自ら命を絶った子どもが多いことがわかります。
Q.新学期が始まる前後、(スクールソーシャルワーカーは)忙しくなったり緊張したりすることは?
スクールソーシャルワーカー
「あります。この夏休み明けが子供が不安定になるというか」
「学校に来られない子や、いじめで悩んでいる子が1年を通して学校や私たちが一番注意しなければならない時期です」
県内で活動するスクールソーシャルワーカーも「緊張の時期」と語る夏休み明けを前に、鹿児島市で28日、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなどを対象とした講演会が開かれました。
国立教育政策研究所・野田正人フェロー
「不登校は問題行動ではなくても、子供や家庭が何らかの困難を抱えている可能性は高い」
講師を務める国立教育政策研究所の野田正人フェローは、自殺という深刻な事態に至るその前の段階として、不登校への対処の大切さを指摘しました。
野田正人フェロー
「その子どもたちの不登校要因を先生と一緒に考える。『チーム学校』として、SC(スクールカウンセラー)やSSW(スクールソーシャルワーカー)が見立てをする。そこに早期に関与すればかなり効果的な支援につなげることができる」
子どもの命を守るため大人は何ができるのか。
来場した約270人はそれぞれの立場から思いを巡らせているようでした。
スクールソーシャルワーカー
「来室する子どもの話を聞いて情報を担任などと共有しながら、みんなで解決できるようにその子のために支援できるよう心掛けている」
スクールソーシャルワーカー
「(子どもには)身近な人に相談してほしい、打ち明けてほしい」
「一人で悩むよりは自分を曝け出して周りに助けを求めてほしい」
スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの他に、県内には子どもの悩みに対応する専門組織として「かごしま教育ホットライン24」があります。
自分の悩みを打ち明けることは簡単ではないかもしれませんが、誰かに頼ることは決して恥ずかしいことではありません。
悩みを抱いている方は一度電話をしてみることで何かが動くかもしれません。