宮城県によりますと、2025年4月1日時点の待機児童の数は、前の年の同時期と比べて1人減り、17人だったということです。8年連続の減少で、記録が残っている1998年以降、過去最少だということです。
市町村別では待機児童17人のうち、14人が名取市、3人が石巻市となっていて、仙台市などの33市町村でゼロとなっます。
名取市と石巻市について、県は「就労希望がある保護者の増加などにより受け入れ枠が追い付かなった」と分析していて、年によってばらつきがあるとしています。
待機児童減少の理由については「保育所の受け入れ枠の拡大」を挙げていて、県は、認定こども園への移行支援事業を進めるなど市町村と連携し、早期の待機児童ゼロを目指すとしています。