大阪の繁華街で消防隊員2人が死亡したビル火災を受け、仙台市消防局は構造が似ている市内のビルを対象に特別査察を始めました。

8月18日、大阪市中央区で隣り合う6階建てと7階建てのビル2棟が焼けた火事では、消防隊員2人が死亡しました。2人は逃げ場を失ったとみられています。

これを受け、8月27日、青葉区国分町では、建物内に避難経路となる屋内階段が一つしかないビルなどを対象にした特別査察が行われました。

消防活動中に必要な通信手段や、退出ルートなどを確認したということです。

仙台市消防局規制指導課 宍戸仁課長
「市民が利用するための安全性確保や、大阪市の火災では消防隊員2人が殉職したこともあるので、消防隊員の安全性確保について、特別査察を通じて確認できたらと考えている」

査察は10月末まで実施される見通しです。

仙台放送
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