気象庁は、毎年、全国の気象台で行っている「初霜」と「初氷」の目視観測を、今年冬のシーズンから終了すると発表しました。
気象庁はこれまで、農業や日常生活に利用してもらうため、初めて霜が降りた日「初霜」や、初めて氷が張った日「初氷」などの観測を、職員の目視により行ってきました。
その一方で、近年は、アメダスや気象レーダーなど、観測技術が発達したことや、霜注意報、低温注意報などの情報の利用が進んでいるとして、今年の冬から、目視による「初霜」「初氷」の観測を終了すると発表しました。
いわゆる冬の「初」ものを知らせる情報はほかにも、「初雪」と「初冠雪」がありますが、これらは今後も発表が続けられるということです。