仙台市中心部で再び ニホンカモシカの目撃相次ぐ
8月26日、仙台市青葉区の仙台文学館近くで、国の特別天然記念物・ニホンカモシカ1頭が目撃された。
犬の散歩をしていた近隣住民がスマートフォンで撮影した映像がFNNビデオポストに投稿された。
撮影されたのは、26日午前11時ごろ。
体長およそ1メートルのカモシカが浅瀬に足を浸しながら、水辺を悠々と歩く様子が記録されている。
撮影者:「バシャバシャという水の音がして見たら、カモシカがいてびっくりしました。犬が吠えると水から上がって、近くの駐車場で草をムシャムシャ食べていました」
「大きくてかっこよかった」静かに見守った撮影者
撮影者は、普段から犬の散歩コースとして文学館周辺を利用しているものの、カモシカを見たのは初めてだったという。
撮影者:「大きくてかっこよかったです。じーっとこちらを見ていたので、私も静かに見守りました」
暴れる様子や人を威嚇する行動はなかったとのこと。
撮影場所は仙台文学館で、すぐそばには広大な台原森林公園がある。
投稿者は「連日の猛暑で水浴びをしていたのかもしれません。文学館の静かな雰囲気に魅かれて来たのかな」とも話した。
市街地で相次ぐ“森の住人”
仙台市中心部ではここ最近、ニホンカモシカの目撃情報が相次いでいる。
8月24日には、仙台市青葉区木町の東北大学病院の近くで二ホンカモシカが目撃されている。けが人などの被害は確認されていない。
仙台市は「見かけた場合は刺激せず、静かに見守ってほしい」と呼びかけている。