去年2月、仙台市青葉区折立で高齢の男性の頭や首などに暴行を加えて死亡させた上で、現金およそ1400万円を奪った罪に問われている男の初公判が8月26日、仙台地裁で開かれ男は起訴された内容を認めました。
強盗致死などの罪に問われているのは、宮城野区鶴巻の無職・佐藤加寿也被告です。起訴状などによりますと、佐藤被告は去年2月、青葉区折立の大塚修さんの自宅に侵入し、大塚さんの頭や首などに暴行を加えて死亡させた上、現金およそ1400万円を奪った罪に問われています。
佐藤被告はリフォーム業者として大塚さんの家に出入りしていて、金品のありかを事前に把握した上で、犯行に及んでいました。
26日、仙台地裁で開かれた初公判で、佐藤被告は起訴された内容を認めました。
また、被告人質問で佐藤被告は、「事件の6日前に再び工事に入った際に、お金のことを思い出した」「事件当日もお金を奪いに行くか、やめるかを悩んでいた」などと話しました。
裁判は27日も被告人質問などが行われ、判決は9月3日に言い渡される予定です。