金属製のポールが突然なくなる 被害拡大

仙台市内の公園で相次いでいる金属製の車止めポール盗難事件で、県内全体の被害が100本を超えていることが仙台放送の取材でわかった。警察は転売目的の連続窃盗事件とみて捜査を進めている。

青葉区の公園で被害相次ぐ

仙台市青葉区の北根一丁目公園では、入口に設置されていたステンレス製の車止めポールが根元から抜き取られ、代わりに安全コーンが置かれている。
仙台市によると、青葉区では6つの公園で27本のポールが盗まれているという。

仙台市内の全区35箇所で被害確認 さらに富谷市でも発生

仙台放送の取材では、青葉区以外でも同様の被害が発生していることが新たにわかった。
・青葉区:27本
・宮城野区:5本
・若林区:13本
・太白区:36本
・泉区:19本
仙台市内全体で少なくとも35箇所、100本以上が盗まれており、すべて警察に被害届が提出されている。
さらに、富谷市でも公園3カ所で計3本の車止めポールが持ち去られていたことが判明した。

県警は連続窃盗事件として捜査

宮城県警は、一連の盗難が転売目的の犯行である可能性があるとみて、被害現場周辺の防犯カメラ映像を解析するなど捜査を進めている。被害のあった町内会などでは、防犯カメラの増設や監視体制の強化を検討しているところもある。

仙台放送
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