大阪府大東市の中国現地さながらの朝市周辺で、違法露店や路上駐車が横行していた問題。
ついに警察が摘発に乗り出しました。
【警察】「歩道上で停めたらだめなんです」
【違反者】「うん分かります」
【違反者】「(カメラマンに対し)なに撮ってるねん!」
24日朝早く、警察がおよそ20人体制で取り締まりに着手しました。
■評判の「中国朝市」だが周辺で違法行為横行
大阪府大東市と大阪市鶴見区の市境で、日曜日の早朝に開かれる「中国朝市」。
本格的な中華料理が味わえ、評判を呼んでいますが、朝市の周辺では7月…。
【記者リポート】「かなりの数の車が停まっていますね。計19台が路駐しています。2車線道路の1車線がほぼ潰れています」
【記者リポート】「闇露店を禁止する看板もあり、その目の前で平然と商品を販売しています」
客などの路上駐車や、無許可で中国野菜などを販売する違法露店が横行。
newsランナーは、この実態を独自取材していました。
■「「警察来ると全部片づける」悪質露天商に警察は…
(Q.ここで商品売るのは違法だと知っていますか?)
【露天商】「ここが初めて、わからない」
(Q.なぜここに来ようと思った?)
【露天商】「わからない。わたし日本語できない」
(Q.道路の使用許可とっている?)
【露天商】「意味はわかります」
(Q.ここで売るのは違反。知ってますか?)
【露天商】「見たらわかります。警察来ると全部、全部片付ける!」
警察も、再三警告を出しますが…。
【警察】「道路に出したらダメ!いつも言ってるでしょ」
【露天商A】「あぁ~」
【警察】「あなたが責任者ね。聞こえんふりせんでいいから。交通の妨害となっています、読める?」
【露天商B】「う~ん」
【警察】「これ中国語やから読めへんかったらおかしいよ」
■ついに警察が一斉摘発
そして、およそ1カ月経った24日―。
警察は一斉摘発に乗り出しました。
【警察】「歩道上で止めたらだめなんです」
【違反者】「うん、分かります」
【違反者】「(カメラマンに)なに撮ってんねん!」
【警察】「運転免許証あります?」
【違反者】「うるさい。はやくせぇや!」
【警察】「早くするので待っていてください」
【違反者】「はやくせぇや!」
【警察】「停めていた理由は?」
【違反者】「仕事で」
【警察】「仕事でここに駐車?」
【違反者】「うん」
~大音量でクラクションが鳴り響く~
【記者リポート】「警察の取り締まりを受けている女性が大きくクラクションを鳴らしています」
■違法露店、大幅減少へ
路上駐車の摘発が進む一方、ある変化が―。
露店の数は大幅に減っています。
Q:警察来ていますが?
A:大丈夫です。お金払った(許可得ている)。
1ヵ月ほど前にあれほど路上を塞いでいた違法露店がありません。
警察によると、パトロールが強化されたことに加え、動画配信サイトなどで警鐘を鳴らす投稿が増えたため、違法露店が減ったということです。
■駐車違反に青切符交付
24日の取り締まりでは、駐車違反をしていた7台に対し、青切符を交付しました。
「中国朝市」周辺の違法行為を根絶させることはできるのか?
警察は、今後も取り締まりを継続していきたいとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年8月25日放送)