陸上自衛隊・佐賀駐屯地に配備されているオスプレイが、佐世保の相浦駐屯地で25日に離着陸の訓練をしました。
KTN記者
「佐賀駐屯地のオスプレイが佐世保に飛来しました。いまゆっくりと高度を下げ、着陸態勢に入っています」
オスプレイは午前10時10分すぎに着陸すると、わずか1分40秒ほどで離陸、その後は2機のオスプレイが交互に飛来しては着陸せずに行き来する訓練を繰り返しました。
陸上自衛隊は7月、佐賀駐屯地を開設し、輸送機V-22オスプレイを17機配備しました。
相浦駐屯地の水陸機動団との一体運用を見据え 島しょ防衛の能力を強化するとしています。
基地の活動を監視する市民団体リムピース 篠崎正人編集委員(崎は立つさき)
「1回目の着陸はヘリモード。2回目、3回目は飛行機モード(固定翼モード)。さまざまなモード変換を含めた形で訓練しているのではないか」
オスプレイをめぐっては、安全性や騒音について地域住民から不安の声が上がっています。
九州防衛局は「飛行ルートは定まっていない」としながらも、市街地や病院の上空を飛ぶことは「なるべく避ける」としています。
相浦駐屯地での飛行訓練は、29日までの予定です。