大きく動き出したJR呉駅前の交通ターミナル工事。
市民の期待と工事の行方を取材しました。

【鈴木記者】
「JR呉駅前です。この場所はバス停があった場所だが、この場所も大きく変わろうとしています。いまあちらチェーンソーと重機を使っていま木の伐採作業が行われています」

駐車場やバス停があった場所で本格的に始まった工事。

【国交省 広島国道事務所・海地政博さん】
「現在はバスの降車場が国道上にあったりするが、そういった部分をこの駅前広場の中にすべて収めるということで交通を円滑に進める。JRとバスの乗り継ぎ等も容易にできる利便性が高いものができると思っている」

大きく姿が変ろううとしている交通ターミナル。

これまで平面だったターミナルが立体的な構造になり、2階のデッキ部分は周辺の商業施設やJRとシームレスに繋がるほか、西日本豪雨の経験を活かし災害時に幅広い情報発信をする大型のデジタルサイネージを設置。平時にはイベントで活用しにぎわい創出にもつなげます。

また、1階のバス乗降場も全面屋根付きとなり回遊性や利便性の向上が期待されています。

【呉市民】
「広島(駅)もきれいになったから楽しみです」
Q:あのような形になれば
「そうです」

【呉市民】
Q:何が一番楽しみ?
「やっぱり人が増えること」
Q:若い世代?
「若い人も高齢者も…いま人口が減っているから多少増えたらいい」

【呉市民】
「いまベビーカー押すのにもいろいろな道を通りながらしかいけないので、そういうところもスッスッといけるようになるといい」
Q:シームレスに
「そうです」

まだ完成時期は未定だということですが、先日から本格化させた工事で木の伐採や旧バス停の撤去などをして、今年中にバスの仮設ターミナルを整備。
その後、本格的なペデストリアンデッキの工事に着手します。

【国交省 広島国道事務所・海地政博さん】
「仮のターミナルとして抜本的にターミナルを切り替える形となる。利用者の方には大変なご不便をおかけするかもしれませんけどご協力をお願いしたい」

観光面でも注目される呉の”陸の玄関口”がどのように進化するのか…。
今後の展開から目が離せません。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。