福井駅近くの東公園に整備が予定されているアリーナに関連し、福井市は9月補正予算案に建設予定地の調査のための費用、1億7000万円余りを盛り込みました。西行市長は
「建設について市議会の理解は概ね得られている」との認識を示しました。
 
福井アリーナの建設計画がある福井市の東公園は、広さ約3万1000平方メートルで、このうちアリーナを建設する約5000平方メートルの埋蔵文化財の調査費用として、市は9月補正予算案に1億7000万円を盛り込みました。
 
予算案は9月1日に開会する市議会で議論され、市は予算が可決された場合、早ければ年内にも発掘を始めたいとしています。期間は約1年を見込んでいます。

また、整備後の地域住民と来場者の安心・安全を確保するため、周辺道路の歩道や融雪装置の設置などの検討に向け350万円を計上しています。
 
西行市長は25日の記者会見で調査費用の予算化について「できることを前提にしてというか、令和10年秋の完成を目指すとすると、文化財の発掘や道路整備は始めないといけない。今回の特別委でも議論あったが、概ね理解を得られたのではないか。(アリーナの)存在を否定する議論はない。どうやってうまく運営していくかという議論に入ってきている」と語りました。
 
また、アリーナ計画を進める福井商工会議所が先週発表した詳しい事業計画については、県と連携し専門家を交えて検証しているとした上で「より現実的に、計画自体はしっかり作られている」と評価しました。
   
◆アリーナ整備スケジュール◆
福井商工会議所の事業計画では、2028年秋頃の完成を目指し、2026年の年明けに実施設計を始め、2027年に建設工事に入るとしている。

福井テレビ
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