源泉を守ることにも活用されるということです。10月から、温泉に入る客が支払う入湯税を引き上げる嬉野市は、その税収約2400万円の増額を含む補正予算案を発表しました。
嬉野市は、温泉に入る客が支払う入湯税について、日帰り客から1日50円、宿泊客から1日100円の引き上げを10月1日から開始します。
市は22日、9月の補正予算案を発表し、入湯税による歳入が約2400万円になると明らかにしました。
予算は、子どもたちが温泉旅館などで就業体験を行う事業の補助に使われるほか、源泉の水位を測る設備の修繕など観光課題に対応するための資金の積み立てに充てるとしています。
【嬉野市 村上大祐市長】
「入湯税引き上げが観光地運営、そして温泉の源泉の保護を含めたところの取り組みにつながっていくのか、使途を一対一で対応するようなかたちでの発信をして、ご理解を得ていきたいというふうに思っております」
また、村上市長は、9月に開業から3年目を迎える西九州新幹線について、「関西直通を実現することで、周辺地域への観光消費などの波及が期待できる」と話していました。