東京・渋谷区で8月11日、レストランのレジ前に置かれたチップボックスが、フードをかぶった人物に持ち去られた。店は昼時で混雑しており、順番待ちをしていた客が追いかけたが見失った。店長は「ショックです」と憤る。
被害は約4000〜5000円で、警察が窃盗事件として行方を追っている。
昼時の飲食店でチップボックス窃盗発生
本場アメリカのハンバーガーが味わえる東京・渋谷区のレストラン「シーウルフダイナー」でカメラが捉えたのは、店内に入るや否や、レジ前に置かれた何かをパッと持ち去る人物だ。

店長は「チップボックスをそのまま取られた。だいたい4000~5000円分くらい」と話す。
人目を盗む“チップドロボー”の瞬間だ。
8月11日午後1時前、事件が発生したのは、来店客で混み合うランチ時だった。この日もひっきりなしに客が入れ替わっていく中、フードをかぶり、マスクをした人物が店に現れた。

その人物はメニューを見ながら、店内をチラチラと見ている。スタッフが客を店の奥へと案内した次の瞬間、チップボックスを盗んだ。
しかし、悪事は必ず誰かが見ている。
順番待ちをしていた客が立ち上がり、ドロボーが逃げた方向を見ると、とっさにダッシュした。
利用客の感謝の気持ち「踏みにじっている」店長憤り
店長は「(お客さんが)気づいてくれて追いかけてくれたけど見失っちゃった」と当時の状況を語った。

その後、戻ってきた客がスタッフに報告したことで事件が発覚した。チップは店側の売り上げの一部だが、利用客の感謝の気持ちでもある。
店長は「来てくれたお客さんが入れているものであって、(その気持ちを)踏みにじっている行動なのでショックです」と憤っている。
警察は窃盗事件として、“チップドロボー”の行方を追っている。
(「イット!」8月21日放送より)
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