随意契約による備蓄米の販売期限が延長され、銘柄米の価格への影響も懸念される中、福井県内でも20日、JAから出荷されたハナエチゼンの新米がさっそく店頭に並びました。福井市内のスーパーマーケットでは、去年よりも1500円高値で販売がスタートしています。
福井市内のスーパーマーケット・「ハーツ」では、JAから出荷された新米のハナエチゼンの販売が20日朝から始まりました。
注目の価格は5キロで税込み4406円で、2024年産よりも1500円ほど高くなっています。
JA福井県によりますと、今年のハナエチゼンの収量は平年並みで、猛暑の影響については「地区によってばらつきはあるものの、比較的、良質な印象」としています。
農家が出荷する際にJAが支払う「概算金」は、ハナエチゼンが60キロ当たり2万8000円と去年よりも1万2000円引き上げられていて、今後の市場価格の動向が注目されます。