日本最大級の規模を誇る山形・川西町の川西ダリヤ園では、連日の暑さと少ない雨で花の生育が遅れたが、8月9日に開園を迎えた。ダリアが咲きそろうまでの間は、無料で開園しているという。

花が咲きそろうまでは入園料無料
650品種・10万本のダリアが植えられている山形・川西ダリヤ園。
2025年は7月の高温と雨不足が影響して花の生育が悪く、ほとんど咲いていない状態で8月9日の開園を迎えた。
花が咲きそろうまでの間は、入園を無料にして開園している。

川西町商工観光課観光交流係・高橋和久係長は、「7月は例年の20分の1程度しか雨が降らず、ダリアにはダメージがあった」と話す。
8月に入ってからの雨はまさに“恵みの雨”となり、少しずつ花を咲かせる株が増え始めている。

2番花・3番花と10月まで長く楽しめるダリア
8月14日の時点で、園全体の約3割~4割の花が開花し、お盆で帰省している人や観光に来た人が訪れ、厳しい天候にも負けずに鮮やかに咲いた花々を楽しんでいた。
「夏に、お日さまに負けないで咲いているのを見ると元気をもらえる」と話してくれた来園者もいた。

観光交流係の高橋さんは、「9月・10月に向けてはダリアの原産地・メキシコの気候に近づいていくので、元気を取り戻してくれるのではないか」と、今後の見どころ教えてくれた。

1つの株から1シーズンに何度も花をつけるダリア。
最初に咲く「1番花」は厳しい状況となったが、ここから順調に成育すれば9月中旬には「2番花」、10月ごろには「3番花」が見ごろを迎え、まだまだ長くダリアを楽しむことができる。
ぜひ一度訪れてみてはいかが。
(さくらんぼテレビ)