世の中にはいろんなことが起こりうる

【相反する二つの仮説を常に頭の中に置いておく】
予想とは逆のことも起こりうるとあらかじめ思っておけば、想定外のことが起きても気持ちを切り替えて次のステップに早く進むことができる。

「きっとこうなるだろう」という一つの予想しか頭にないと、そうでない出来事が起きたり、そうでない反応が相手から返ってきたりしたとき、なかなか前に進めなかったりすることがあるように思います。

私がおすすめしたいのは、「世の中では、いろんなことが起こりうる」と思っておくことです。

自分が予想していることと、反対のことが起こることだってあります。たとえば、電車に間に合うと思って走って行って乗れなかったとき、乗れると信じているとすごくショックは大きい。

でも、乗れるかもしれないけど、乗れないかもしれないと思っておけば、ショックはそこまで大きくなく、次の電車の時刻を調べるとか、迂回路を探すとか、間に合わないなら連絡を入れるとか、早く次のステップに移ることができます。

『「自分が主役」で生きたらいいじゃん』(扶桑社)

高尾美穂
医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。イーク表参道副院長。ヨガ指導者。婦人科の診療を通して、女性の健康を支え、女性のライフステージに応じた治療法を提示し、選択をサポートしている。著書に『心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには』(日系BP)、『人生たいていのことはどうにかなる』(扶桑社)、『更年期に効く美女ヂカラ』(リベラル社)など。

高尾美穂
高尾美穂

医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。イーク表参道副院長。ヨガ指導者。婦人科の診療を通して、女性の健康を支え、女性のライフステージに応じた治療法を提示し、選択をサポートしている。テレビや雑誌などメディアへの出演、SNSでの発信のほか、音声配信アプリstand.fmで『高尾美穂からのリアルボイス』を毎日配信。体の悩みから人間関係や生き方・働き方にまつわる人生相談まで、リスナーからのさまざまな悩みに回答し、再生回数1000万回を超える人気番組に。著書に『人生たいていのことはどうにかなる』(扶桑社)、『更年期に効く美女ヂカラ』(リベラル社)など。