今週は札幌と中京で、 秋の“中長距離戦線”&“マイル戦線”につながるダブル重賞が開催される。
【札幌記念・GⅡ】
夏競馬唯一のGⅡレースで、 競馬ファンを大いに盛り上げる伝統の一戦、札幌記念が今年もやってくる。
復権誓うGⅠ馬!ステレンボッシュ
札幌記念に参戦するGⅠ馬・ステレンボッシュ。

4月の大阪杯・GⅠ、5月のヴィクトリアマイル・GⅠでは、見せ場なく敗れたステレンボッシュだが、2024年は、同世代の選ばれし精鋭しか出ることのできない“牝馬3冠レース”、そのすべてに出走を果たしている。
1冠目の桜花賞・GⅠを制し、世代のトップに立つと、続くオークス・GⅠでは2着。
さらに、最終戦の秋華賞・GⅠでは3着に入り、世代屈指の実力を証明した超逸材。
ここで復活を遂げられるか、はたまた再び凡走に終わってしまうのか、 真価が問われる一戦となる。
ステレンボッシュにとって重要なこの一戦で、その鞍上を任せられたのは、JRA重賞100勝という自身のメモリアルに王手をかけている池添謙一騎手(46)。
北の大地で躍進か!?ヴェローチェエラ
6月、函館で衝撃を生んだヴェローチェエラがGⅠ馬撃破に燃える。

去年の秋、3連勝でオープン入りを果たしたヴェローチェエラは、3度目の重賞挑戦となった6月の函館記念・GⅢで初のタイトルを獲得。
この函館記念でマークした1分57秒6というタイムは、37年間破られていなかった函館・芝2000mの記録を0秒2更新するスーパーレコードだった。
GⅠ馬撃破へ、心強い相棒は前走に引き続き、佐々木大輔騎手(21)。
先週、土日2日連続重賞制覇を飾った若武者は、函館のスピードスターと新時代を築けるか。

【中京記念・GⅢ】
豪華決戦のGⅡ札幌記念に引けを取らないメンバーが中京にも集結。
夏の「マイル王者」を決める一戦が行われる。
GⅠ馬撃破の勢いで連勝へ!キープカルム
6月、阪神芝1600mを舞台に新設された、しらさぎS・GⅢの初代王者キープカルム。

前走のしらさぎSで、2冠牝馬であるチェルヴィニアを撃破し、重賞初制覇。
GⅠ馬を倒した勢いそのままに、重賞連勝を飾り、秋のマイル戦線の主役候補に名乗りを上げられるか。
コンビを組むのは先週、大乱戦のレパードS・GⅢを制した好調の松山弘平騎手(35)。
悲願の秋へ!エルトンバローズ
重賞2勝のエルトンバローズが悲願へ向け、ここから始動する。

去年11月、4度目のGⅠ挑戦となったマイルCSで悔しい2着に敗れると、1月には骨折が判明し、長期休養を余儀なくされたエルトンバローズ。
復帰戦に選んだのは、去年惜しくも3着に沈んだ中京記念。
その雪辱を果たし、秋に待つGⅠ舞台でのリベンジにつなげることはできるのか。
8月17日(日)、中京記念は午後3時25分、札幌記念は午後3時45分に発走する。
みんなのKEIBA 札幌記念・GⅡ&中京記念・GⅢ
8月17日(日)午後3時から生放送
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