品種改良により年間を通しての出荷が可能となる、「三倍体マガキ」の事業報告会が、宮城県女川町で開かれました。
県漁協女川町支所青年部は、カキ養殖業の安定化を図る試みとして、3年前から三倍体マガキの試験養殖に取り組んでいます。
一般的なマガキは冬の時期に旬を迎え、夏の時期は、産卵で身が痩せてしまうため、出荷に適さないとされています。
一方、三倍体マガキは産卵しにくいように品種改良されていて、産卵期でも成長が続くため、身入りが良く、年間を通しての出荷が可能になるということです。
女川町 須田善明町長
「本格的な展開になるとすれば、町にとっても大きな財産になっていく。名産、特産の1つとして、多くの皆さまに味わっていただけるようになるのではないかと、心から期待しています」