脱炭素社会の実現に向け、鳥取市が大手自動車リース会社と連携し、中古の電気自動車の活用に向けた実証実験を進めることになりました。
実証実験を進めるのは、鳥取市と東京の自動車リース大手住友三井オートサービス、それにその販売代理店、智頭町の智頭石油の3者です。
脱炭素に向けた取り組みが先行して進められている鳥取市佐治町で、実証実験の開始式が行われました。
3者は、2025年6月、リユースEV・中古電気自動車の活用に向けた連携協定を結び、車に搭載した蓄電池の劣化状況の調査やリユースEV導入の可能性などを探ります。
実証実験は2026年3月までで、住友三井オートサービスがリユースEV1台を市の公用車として提供。
坂道が多く、冬に積雪が多いという電気自動車にとって厳しい条件のもとでデータを収集します。
また「動く蓄電池」として、災害時の電源供給にも活用されるということです。
鳥取市佐治町総合支所・下田俊介支所長:
脱炭素の先行地域ということもございますので、市の職員や地域の皆さんにも意識付けができれば。
この会社が自治体と連携してリユースEVに関する実証実験に取り組むのは、中国地方では、島根県奥出雲町に続いて2例目です。