長野県木島平村の道の駅で、この週末、地元の高校の「そば部」の生徒たちが打ったそばが振る舞われました。夏の全国大会で個人で優勝、団体で準優勝するなど好成績を収めた生徒たち。感謝の思いも込めてそば打ちを披露しました。

8月10日、木島平村の道の駅。客の目の前で、慣れた手つきでそばを打つのは、下高井農林高校「そば部」の生徒たちです。この夏、全国大会で好成績を収めました。

7月、群馬県で開かれたそば打ちの全国大会に出場した「そば部」。動きの無駄のなさやそば切りの技術などが評価され、個人の部では、部長の浦山瑠乃羽さん(17)が優勝。3人1組で競う団体の部も準優勝を果たしました。

8月に開かれた「そば打ち甲子園」でも団体の部で3位に入りました。

下高井農林高校そば部・浦山瑠乃羽部長:
「(大会は)緊張したんですけど、今までの成果を十分に発揮できて、仲間と協力してそばを打てたのでよかったです」

道の駅でのそば打ちは、応援への感謝の気持ちを込めて行ったものです。

客の目の前で打ったそばはそのままパックに入れて販売。
※「農林そば」1000円(3人前)

また、道の駅にあるそば店では、生徒たちが打ったそばを提供しました。

新潟県から:
「のど越しと歯ごたえがあって最高においしい。高校生の苦労が実っていますね」

木島平村から:
「おいしいです。コシがあってツルツル。(これからも)期待しています」

下高井農林高校そば部・富井庵副部長:
「大会で入賞できたのも、村と地域の人たちのおかげ。感謝の気持ちを込めて打った。『ありがとう』という気持ちをそばに込めて打ったので、それが伝わってくれるなら」

全国上位の腕前をしっかり見せつけた生徒たち。大きな大会は終わりましたが、今後も、「段位」の取得に向けて技術を高めていきたいとしています。

下高井農林高校そば部・浦山瑠乃羽部長:
「これからもいいそばを打っていきたいと思ったし、技術も高めてよりいいそばを皆さんにお届けできたら」

長野放送
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