自民党の両院議員総会で総裁選の前倒しを求める意見が続出したことを受け、党秋田県連は11日、会議を開き「前倒しに賛成する」方向性を確認しました。

自民党秋田県連の会議には、県出身の国会議員と県議会議員が出席しました。党県連は11日、石破首相や党執行部の現状について党本部に申し入れるかどうかを話し合う予定でした。

しかし8月8日に開かれた両院議員総会で総裁選の前倒しを求める意見が相次ぎ、総裁選挙管理委員会から全国の県連などに対し、前倒しの是非について判断を問う要請がありました。

そのため11日は、党本部に申し入れないことを確認した上で「総裁選の前倒し」について議論を交わしたところ「ぜひ前倒しするべき」という意見が多かったということです。

また「石破首相に対する事実上の退陣要求か」と問われると、県連の御法川信英会長は「新しい総裁を擁立して、勢力をもう一度拡大できるような、一丸となって運営できるような体制をもう1回作つくってほしいというのが秋田県連の姿勢」と主張しました。

さらに御法川会長は参院選後の石破首相の評価について「主要野党の代表・党首から石破さんとは連立政権は組めないと言われている。その中で政権をどのように運営していくのか、心配する党員・議員はたくさんいる」と不安を口にしました。

県連は近く総務会を開き「総裁選の前倒し」に関する方向性を、正式に決めることにしています。

秋田テレビ
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