能登半島地震をきっかけに導入された、秋田県の災害救助に使う、トイレを供えた車両がお披露目されました。
秋田県が導入したのは、災害救援用の大型トイレカーです。
3トントラックの中には男性、女性用に障害がある人や、人工肛門で生活している人向けの多目的トイレなど、大小合わせて7つの便器が備えられています。
7月31日のお披露目会では、見学した鈴木知事が機能などを確認しました。
能登半島地震では、避難所に仮設のトイレが設置されましたが、避難者に対し数が足りなくなり、県はそうした課題に対応しようと導入しました。
鈴木知事:
「我慢をして体調を崩したり、脱水症状になることにつながるので、安全でちゃんとしたトイレがあるという安心感をしっかりと避難所に提供していくためには、こういったものが大事だと思いますし、隣県との県外自治体との協力関係をしっかり綿密にしていきたい」
トイレカーは、災害時は、県の内外の自治体の要請に応じ出動させるほか、平常時は、県内市町村の防災訓練やイベントに貸し出されます。