大雨に見舞われている山陰地方は連休最終日の11日も昼過ぎから夜にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、引き続き土砂災害に警戒が必要です。
山陰地方は、停滞する前線の影響で9日から断続的に雨が降っています。
一旦南下した雨雲ですが、11日朝から徐々に北上し、山陰の一部にかかっています。
松江市では11日未明から朝にかけて一旦小康状態となりましたが、降り始めからの雨で地盤の緩んでいる所があります。
午前10時までの48時間の降水量は、島根県の吉賀で208ミリ、松江市の鹿島で8月の観測史上最多となる175.5ミリ、大田で168ミリなどを記録しています。
前線は引き続き山陰付近に停滞し、暖かく湿った空気が流れ込むため活動が活発になると予想され、11日昼過ぎから夜にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
13日朝までに予想される48時間降水量は、島根県東部と西部で150ミリ、隠岐90ミリ、鳥取県も150ミリとなっています。
気象台は、土砂災害に警戒するとともに浸水被害や河川の増水などにも注意するよう呼びかけています。