11人の死傷者を出した関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出事故から21年。関電の幹部らが9日、現地で黙とうを捧げ、再発防止を誓いました。
2004年8月9日、美浜3号機の2次系配管が破損し、熱水と高温の蒸気が噴き出して作業員5人が死亡、6人が重傷を負う事故がありました。
事故から21年が経った9日、関西電力の森望社長らが「安全の誓い」が書かれた石碑の前で黙とうを捧げました。
美浜原発での新たな原発の建設に向けた地質調査の再開について森社長は、周辺住民に直接説明すると共に、町民全体へはケーブルテレビなどを使って広報し、調査の詳細が決まったら全世帯を訪問して説明する考えを明らかにしました。