宮城県内の最低賃金について、宮城労働局の審議会は、これまでより65円引き上げて1038円とするよう答申しました。引き上げ額は過去最大で、答申額は県内で初めて1000円を超えました。

最低賃金は企業が労働者に最低限支払わなければならない賃金で、県内では現在、時給973円となっています。

8月8日は、7月、国の審議会が示した目安をもとに、宮城労働局の審議会で協議が行われました。

その結果、審議会では現在の973円から65円引き上げて、最低賃金を1038円とするよう宮城労働局に対して答申しました。

65円の引き上げ幅は過去最大で、国の審議会で示された目安である63円よりも2円高い額となりました。

宮城地方最低賃金審議会 熊谷真宏会長
「日本全体で、2020年代で1500円を達成するという考え方があるので、あくまでも今回はその通過点として1000円を超えたという認識」

新たな最低賃金は、10月4日から適用される見通しです。

仙台放送
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