福岡県では8月9日夜から未明にかけて線状降水帯が発生し、道路冠水などの被害が相次いでいます。引き続き、大雨災害に厳重に警戒してください。
九州北部では非常に激しい雨が降り続き、福岡県で9日夜から10日未明にかけて線状降水帯が発生しました。
新宮町と福津市では1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
福岡県によりますと、これまでに人的被害は確認されていないということですが、各地でマンホールや道路の側溝から雨水があふれ、道路冠水や浸水の被害が相次いでいます。
福岡・宗像市のJR赤間駅付近です。駅の入り口付近まで冠水が迫り、駅のロータリーが完全に冠水していました。
また、宗像市では車のタイヤ部分まで水が漬かり、中には車が動かなくなって歩いて帰宅を余儀なくされる人もいました。
歩いて帰宅する人は「(車が)進まなくなって運転席まで水が入ってきて。もう無理と思ってエンジンを切って止めた」と話しました。
土砂災害警戒情報は山口県や福岡県、長崎県の一部で発表されていて、11日朝までの予想降水量は、九州北部の多いところで300ミリとなっています。
山口県や福岡県、佐賀県、長崎県では、11日朝にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。
引き続き土砂災害などに警戒が必要です。