お盆にあわせて、石巻市の震災遺構・大川小学校では、震災前の大川地区を再現した模型の展示会が始まりました。
「旗」に見立てた1300本ほどのプレートには、住民の思い出が書かれています。
この模型は、東日本大震災の津波で失われた風景や記憶を保存しようと、阪神・淡路大震災の被災地、兵庫県の大学生たちが、住民と協力して製作したものです。
お盆休みの期間が始まった9日、数年ぶりに古里を訪れ、模型を見つめる人もいました。
静岡県から(大川地区出身で実家が津波で全壊)
「いまだに悲しい。模型の製作にあたるなど皆さん努力して本当に頑張っているので、私たちも頑張らなければいけない。伝えられるものは孫たちにも伝えてあげたい」
この展示会は、今月18日まで開かれています。