カムチャツカ半島沖で起きた巨大地震による津波の警報・注意報が解除されてから8月8日で1週間です。宮城県内の被害の全容はいまだ明らかになっていません。石巻市では津波によって打ち上げられたとみられる大量の「カキの殻」が砂浜を埋め尽くしています。

石巻市の長浜海岸です。大量の「カキの殻」が砂浜を覆いつくす事態となっています。

津波によって打ち上げられたとみられています。

じつは長浜海岸では津波の前からカキ殻の漂着が続いていて、この夏の海開きは中止となっていました。

石巻市によりますと、近くの養殖場から流れ着いた可能性があるということです。

そこに、先週の津波でさらにカキ殻が増加。近くの石巻港では最大70センチの津波が観測されています。

県によりますと、海底に堆積していたカキ殻が津波によって巻き上げられた可能性があるということです。

県は当初、「自然物」として静観する構えでしたが、漂着の量を観察しながら、今後、回収の可否を検討する方針です。

仙台放送
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