トマトも水分補給や疲労回復など、この暑さの中では欠かせない夏野菜ですが…、宮城県東松島の農家が90年前、昭和初期に流通していたトマトをこの夏、復活させました!
あか~く色付いたおおぶりなトマト。戦前の昭和初期、関東近郊で栽培されていた「世界一」という品種です。
栽培したのは全国各地の伝統品種などの栽培に挑戦している東松島市の農家・石原慶太さん。インターネットで「世界一」の種を見つけ、5年前に栽培を始めました。
石原慶太さん
「90年前のトマトなので、青臭いと思って作ってみたら、そういうことは全然なくて、非常に味が濃い、濃厚な味のトマトだったので、自分でもびっくりした」
特徴は大きいもので500グラムほどにもなる大きさと味の濃さ。そして、熱を加えるとさらに味が濃くなるということで、生のままでも加熱をしても楽しむことができるということです。
石原慶太さん
「昔のトマトはどうだったのかを、まず感じてほしい。当時を考える素材として楽しんでいただければと思います」
90年の時を経て復活したトマト・世界一は石巻市の直売所などで、7月15日まで、期間限定で販売されています。