8月10日に解禁となるサンマ漁を前に、気仙沼港では大型サンマ漁船が北海道へ向け一斉に出港し、盛大な「出船送り」が行われました。
気仙沼港では、盛大に船を見送る恒例の「出船送り」が行われ、関係者や市民が五色のテープや小旗を振って航海の安全と大漁を祈願しました。
出港したのは100トンを超える大型サンマ漁船10隻です。
サンマ漁の解禁日は例年8月20日でしたが、去年から漁獲量を増やそうと、公海での操業に限り8月10日に統一されました。
第81豊清丸 中舘捷夫漁労長
「この頃は温暖化や気象変動など、いろいろ出る中で年々漁獲量が減少。その中で出港するのは勇気のいること。例年どんどん漁獲量が減っていく中で、今年こそはと頑張って、漁業が衰退する中、盛り上げていきたい」
サンマ漁は近年、不漁が続いていて、水産庁の予報でも今年は「去年並みの低水準」とされています。
北海道に集結した船は8月10日の早朝、一斉に漁に出る予定です。