猛暑が続く中、福井市内では子供たち60人余りが流しそうめんを楽しむイベントが開かれました。
佐々木拓哉アナウンサー:
「きょうも厳しい暑さになっています。そんな中で行われているのが、流しそうめん大会。子供たちが勢いよく流れるそうめんを頬張っています」
流しそうめん大会が開かれたのは福井市の清明地区です。地元の住民らが子供たちに夏の思い出を作ってもらおうと、毎年、夏休みに合わせてこのイベントを開いています。
22日は地元の小学1年生から4年生までの約60人が集まり、3つのグループに分かれてそうめんを味わいました。
「行ったよ!おなか一杯頑張って!」とお母さんが声をかけると、子供たちは必死にそうめんをすくいます。
準備されたそうめんの量は、乾麺で約12キロ。地元で伐採した竹を使って作られた約20メートルのレールに、そうめんや地元住民が栽培したミニトマトやきゅうりなどの野菜も流されました。
22日の福井市は、最高気温が35度を超える猛暑日。子供たちは「流しそうめんは初めてで楽しい」「一人前は食べてる。うまい!」「もうちょっと食べられそうだった。楽しかった」「またおうちでもやりたい」などと話しながら、ひとときの涼を感じていました。
主催者は「竹の切り出しから大変だったけど、子供たちがおいしそうに食べているのを見て疲れが取れた。ゲームをしているときより嬉しそうな顔に見える。一人で遊んでいるよりも。世話をする人は大変だけど楽しみながら続けられたらいい」と笑顔で話していました。
この催しは、夏休み中に子供の弁当を作る親の負担軽減にもつながっていて、地区では流しそうめん大会のほかカレー作りも行うことにしています。