北海道北広島市にあるファイターズの本拠地、Fビレッジに新たな彩りが加わった。
ガラスの壁面に登場したのは、北海道の食と農業の未来をイメージした学生のデザイン。
地元の大学生がデザインに挑戦
エスコンフィールド北海道の隣にある農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」。

ガラスの壁面に7月15日、北海道の食と農業をイメージしたデザインラッピングが取り付けられた。

デザインしたのは吉田紗菜さん(21)。地元・北広島市にある星槎道都大学デザイン学科の4年生だ。
「たくさんの人が足を運んで野菜を育てて、運んで食べるまでの学びを知ってほしい」(星槎道都大学4年 吉田紗菜さん)

「KUBOTA AGRI FRONT」は食と農業の重要性を楽しく学べるよう、野菜の栽培などを体験できる施設。
さらに集客を増やすため、ガラス壁面をデザインする計画が持ちあがり、地元の星槎道都大学に依頼した。

「客に親しみを持って見ていただけることを考えてラッピングデザインを企画した」(クボタ 野上哲也さん)

「いただきますの探索」がテーマ
学生20人以上が参加したコンペで選ばれた吉田さんの作品。
テーマは「いただきますの探索」だ。

施設をロケットに見立てて、栽培しているイチゴや野菜をその軌道に重ねている。栽培から食事をするところまでを表現。
「曲線はロケットの軌道を表していてロケットはアグリフロント。その軌道に施設で体験できることや育てている野菜を置いて、アグリフロント自体を表している」(吉田さん)

スケール感にも注目
さらにそのスケール感にも注目だ。高さは最大3メートル、幅は15メートルを超えるため、出来上がりまでに6時間を要した。
「すごく感動しています。こんなに大きいデザインをしたことがなかったのですごいうれしい」(吉田さん)
多くの人が足を運ぶきっかけになってほしいと語る吉田さん。新たなスポットが来場者の注目を集めそうだ。
