愛媛県宇和島市津島町で15日、2艘の和船に乗った住民が櫓を漕いで競う伝統の「和船競漕」が行われ、夏の海を駆け抜けました。
子ども
「父ちゃん、がんばれ!」
「和船競漕」は約190年前の江戸時代から続く伝統行事。海の安全と豊漁を祈って繰り広げられます。
和船の全長は13メートル。地域の住民や高校生が乗り込み、2艘が下灘湾の真珠や魚の養殖筏の間を通る約800メートルのコースを駆け抜けました。
この日は厳しい日差しの下、乗り込んだ住民たちは船首で音頭をとる「ザイ振り」のかけ声に合わせ、潮風を受けながら懸命に櫓を漕いでゴールを目指していました。
参加した高校生:
「祭りに参加できて楽しかったです。最高でした。燃えました。」
「和船競漕」は一時、漕ぎ手不足から中断されていたものの、宇和島市内の高校生が参加しておととし4年ぶりに復活。伝統行事を通して集まった若い力で、地域には熱気があふれていました。
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