大分県竹田を舞台にした時代劇ドラマ「はぐれ鴉」の題字とメインビジュアルが完成した。
大分市在住の現代美術家・鄭東珠さんが書いた独創的な題字と、グラフィックデザイナー・長門敦さんが手がけ、その迫力が話題を呼んでいる。

主演の神尾楓珠さんも絶賛
主演の神尾楓珠さんも「かっこいい」と絶賛するビジュアルは、大分県竹田を舞台にした時代ミステリへの期待を一層高めている。
題字を手がけたのは大分市在住の現代美術家、鄭東珠(チョン・ドンジュ)さん。56歳から本格的に画家として活動を始めた鄭さんは、絵画だけでなく書の作品も数多く発表している。由布市湯布院町でギャラリーを構える鄭さんは、「心を洗っていくことが芸術には一番大事」と語る。
題字は「はぐれ鴉」ということから鳥の羽を使って、孤独な感じを表現した。
「臨場感が溢れる、そういうものが少しでも表現できたらという気持ちで一生懸命書きました」と思いを語った。

デザイナー長門敦さんが手がけたメインビジュアル
そして、「はぐれ鴉」の世界観を表現したメインビジュアルも完成した。
手がけたのは大分市在住のグラフィックデザイナー長門敦さん。
これまでJR九州の特急列車ソニックの30周年記念ビジュアルデザインや、大分市と大分空港をつなぐホバークラフトのラッピングデザインなど、多くの作品を手がけてきた。
長門さんは「それぞれの登場人物の複雑な心の思いや決意のようなものを、ポーズや表情で表現しストーリーを期待させる、想像をかき立てるようなことを意識して作りました」と話す。

神尾楓珠さんメインビジュアルの撮影を振り返る
メインビジュアルを見た主演の神尾楓珠さんは「かっこいい」と第一声。「時代劇の迫力が感じられる、かっこいいメインビジュアル」と絶賛した。
神尾さんは「撮影の時は意志の強さとまっすぐさ。プラス、過去のことを抱えている葛藤を表現できるようにと思って撮影した。それが表現されていると思います」と感想を述べた。

時代劇ドラマ「はぐれ鴉」は、神尾楓珠さん、椎名桔平さん、山本千尋さん、高橋英樹さん、財前直見さんらが出演。大分県竹田を舞台にした時代ミステリに期待が高まる。
