北海道北部の豊富町で7月14日夜、住宅や小学校に近い藪の中でクマが目撃され、町は小中学校を臨時休校とする対応を取りました。

 天塩警察署によりますと、14日午後7時30分ごろ、豊富町豊富大通1丁目の住宅近くで、近所の住民が体長約1.5メートルのクマを目撃しました。

 現場は国道40号から豊富小学校方面に150メートルほど入った場所で、最も近い民家から5メートル、小学校からは100メートルしか離れていませんでした。

 通報を受けた警察がパトカーで周辺を警戒しましたが、クマは発見されず、現場では糞や足跡などの痕跡も見つかっていません。現在までに被害の報告はありません。

 目撃場所が豊富小学校から100メートルほどと近く、小中学校の通学路にあたるため、豊富町は15日は豊富小学校と豊富中学校の2校を臨時休校することにしました。

 警察は引き続き周辺の警戒活動を継続し、注意を呼びかけています。

北海道文化放送
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