上天草市の海岸で今の季節、小さな白いカニ『ハクセンシオマネキ』が大きくハサミを振る光景が見られます。
上天草市松島町の永浦島周辺には、ハクセンシオマネキが23万匹がいると推測され、日本一の生息地になっています。
甲羅の大きさは2センチほどですが、オスの片方のハサミはその1.5倍の3センチほどあります。
白い扇子で潮を招いているように見えるところからその名がつけられたと言われています。
ハサミを振るのはオスで、6月から8月の繁殖期に、自分をメスにアピールするための求愛行動です。
環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されているハクセンシオマネキ。
この求愛ダンスは8月末まで見ることが出来ます。