7月末に広島で開かれるインターハイで、円盤投げに出場する鹿児島南高校3年の浜田琉輝選手。
優勝を目指して高校生活最後の夏に挑む浜田選手の強さに迫ります。
上片平健キャスター
「よろしくお願いします。浜田くん?大きいですね。手もやっぱりごついですね。比べてみていいですか?大きい!厚さも違う気がしますね」
鹿児島南高校陸上競技部で一際目を引く高校生。
円盤投げの浜田琉輝選手です。
現在、身長180センチ、体重117キロ。
この夏、広島で開かれるインターハイに出場します。
円盤投げは重さ1.75キロの円盤を、直径2.5メートルのサークル内から投げ、その距離を競う競技です。
ほかの陸上競技にはない独特な動きが特徴ですが、遠くに飛ばすためには何が必要なのでしょうか。
鹿児島南3年・浜田琉輝選手
「力任せに投げても飛ばないので脱力も大事。ターンしているときは基本的に力を抜いていて円盤が手から離れる瞬間に思い切り力を込める」
鹿児島市出身の浜田選手。
中学2年生から競技を始め、2025年で5年目。
2024年のインターハイでは8位入賞を果たし、10月に行われた18歳以下の日本選手権では準優勝に輝きました。
そんな浜田選手について、顧問の國元先生はー
鹿児島南高校 陸上競技部・國元武教諭
「淡々と練習ができる生徒。嫌な顔ひとつしない。どんなきつい練習があってもその練習をこなす。そういう強さを身につけている選手」
投てきの練習のあとは筋力トレーニングで汗を流します。
この日は大会前で控え目にしていると言いますが・・・。
浜田琉輝選手
「いまは120キロ。スピードを意識してやっている」
決して手を抜かずにトレーニングに励む浜田選手。
その原動力のひとつにあるのは、2024年のインターハイで味わった悔しさです。
浜田琉輝選手
「(2024年のインターハイは)優勝を狙っていたので、8位は最低ラインでうれしいより悔しい(気持ちの)方があった。練習の中できついところをどれだけ踏ん張れるかというところで心の面の成長に取り組んだ」
パワーに磨きをかけ、精神面でも成長を遂げた浜田選手。
自己ベストも2024年のインターハイの優勝記録に迫る49メートル80まで伸ばしました。
高校生活最後のインターハイまで、あと15日。
浜田選手の目標は。
浜田琉輝選手
「55メートル以上投げて日本一を取ること」
インターハイ陸上競技の円盤投げは、7月29日、広島県で行われます。
なお、浜田選手は13日まで鹿児島市で開かれた県陸上選手権で47メートル53を記録し、大会新記録で優勝しました。
インターハイでの活躍も期待しましょう!