右: ドクターキューブ株式会社 代表取締役 小山 恭之
(以下、動画の文字起こし)
小山「予定時刻に患者さんを診てあげるためにはどうしたらいいのか。これはもう生産管理の分野だなと思った。毎年のように上がっていく社会保険料の値上げの抑制も実現できます。」
待つのが当たり前とされてきた病院。予約システムを導入しても待ち時間が改善されないのには理由がありました。患者一人一人の症状や事情が異なるため診療に必要な時間が読みにくく、必要な処置や検査項目により、スタッフのスケジュール管理も必要なためです。
小山「医療といっても実は大変複雑なわけです。診療科ごとにやることが違う。どんな患者さんが来るのか、それから院長先生の個人個人の医療への想いがやっぱりあるわけです。」
診療予約システム・ドクターキューブは1999年の創業当初より医療をDXで支え、
全国のクリニックにおける導入実績シェア1位(※)を誇ります。
「縁の下の力持ちでありたい」ドクターキューブの歩み、そしてこれからとは。
※出展:医療ICT市場の現状と展望 ~クリニック・薬局市場編~ 2025年版 (矢野経済研究所 調べ)
<診療予約システム「ドクターキューブ」を開発したきっかけ>
小山「これはほんの雑談だったんですが、お医者さんとたまたまお話しする機会がありまして、『病院って待たされるところですよね』と話したところ、『我々もそれは問題だと思っていてね』と。
飛行機やホテルの予約だったら空いたらそこに入れればいいのですが医療の場合はスタッフも体調を崩して休むこともあるし患者さんだって遅れることもあればキャンセルしてしまうこともある。そんな様々な事情があって不確定要素があまりにも多いから予約システムはやっぱり無理だよと。」
壁の多い医療予約システムを開発できたのは社長自らのバックボーンにあったといいます。
<壁の多い医療予約システムへの挑戦>
小山「私は元々メーカー、製造業で仕事をしておりましたので、生産管理は当たり前の考え方なんです。
患者さんは最初にこんな処置をする、その次にこんな検査をする、最後にお医者さんが診察するといった流れをきっちりスケジューリングする。これはもちろん医院ごとに違いますしお医者さんの数も違う。想定されている患者さんがどんな人たちなのか、スタッフさんがどんな人たちか見せていただいて『こんな運用がいいんじゃないでしょうか』と一つの叩き台を出します」
「カルガモ予約」という1つの予約で、その予約に関連する検査と診察などの予約を同時に取れる独自の予約機能も。(商標登録5734419)
<医院の特徴に合わせた医療予約システムの提案>
小山「導入後のイメージが湧かないというのは人間として当たり前のことです。
なので、言っていることの表面を取るのではなくて裏にある事情まできちんと理解した上でじゃあこうしましょうと提案しないとお客さんが本当に納得することはないわけです。
細かく分析して必要な時間をきっちりリソースへ割り当ててリソースをオーバーする予約を取らないような仕組みにしています。」
診察内容を分析し必要な時間をあらかじめ計算することで予約時間とのズレをなくすシステム
予約システムが本来の機能を発揮したことにより、医療現場にある変化が生まれているといいます。
<予約システムが医療現場を変える>
小山「予約システムを導入することで無駄な時間が発生しなくなり、同じ時間でより多くの仕事がこなせるようになり、スタッフの方は早く帰れるようになり、院長先生ご自身がお昼ご飯を落ち着いて食べられるようになる、といった変化がごく当たり前に実現しています。」
一方で日本には診療所がおよそ10万施設あると言われています。
このうち、ドクターキューブの普及率は10%にも満たず、他のすべての予約システムを合わせてもまだ20%しか普及していません。
小山「予約システムの普及率を早く50%以上に高めたい。これにより、医療従事者の負担が減り、患者さんの時間的負担も減り、医療品質の向上と同時に毎年のように上がっていく社会保険料と医療コストの抑制も実現できます。」
現在6,000件以上の医院クリニックで導入されているドクターキューブが実現したい夢とは。
<ドクターキューブが実現したい夢>
小山「医療サービスの国際流通というのを実現したいと考えております。国ごとの社会保険制度の違いにより、これまで国際流通には高い壁がありました。
当社の製品ではオンライン診療が可能なのですが、手始めに考えているのは海外に赴任している日本の駐在員の方や留学生にオンライン診療で診ていただくことです。
第一段階の国際流通はこれで実現しますが、これだと日本の中で閉じてますよね。
やっぱり世界で流通させるにはシリコンバレーのあるアメリカ西海岸に打って出たいと考えています。
アメリカ西海岸で認知されるとドクターキューブが世界で認知され、医療サービスの国際流通に一歩近づきます。」
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