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「お腹周りが気になっているが、何も対策できていない」「体にいいこと、そろそろ始めたい」──そんな人の背中を押してくれるのが、サンスターの新製品である、機能性表示食品の健康道場『すらなS』。開発の背景にあるのは、同社が40年続けている社員向け福利厚生施設「心身健康道場」に根ざした、健康習慣の哲学を一般のお客様にも続けやすい形でお届けしたいという思いでした。朝の1本が脂肪と糖の代謝スイッチ*¹を入れ、内臓脂肪を減らすのを助ける新しい健康のかたちとは? マーケティング担当・河野圭佑さんと研究開発担当・藤本純子さんに話を聞きました。


左から)マーケティング担当:河野圭佑/ 研究開発担当:藤本純子


▼プレスリリース

HMPA*1が脂肪と糖の代謝を上げて内臓脂肪減少をサポート機能性表示食品 健康道場 「すらなS」新発売 内臓脂肪・コレステロール・食後血糖値が気になる方の朝の新習慣


■「ストイックな努力は難しい」そんな人でも続けられる製品に

――「すらなS」は開発初期、コンセプト決定に多くの時間をかけたそうですが、その

経緯を教えてください。


河野:内臓脂肪対策はお客様からニーズが高いことはわかっていました。さらに、内臓脂肪の増加はコレステロール値や血糖値の乱れにつながり、やがて体に不調を感じるほどの悪影響に発展するリスクが高まります。健康道場ブランドとしてもそこにアプローチできる製品を開発するために、肥満や内臓脂肪に悩む方々へのヒアリング時間をかけました。市場にはすでに多くの肥満対策製品があり、差別化のためにも、より消費者の悩みに沿った製品にする必要があるというのが、開発チーム全員の一致した考えでした。


調査を進めていくと、多くの方が内臓脂肪にアプローチする健康食品を試されているものの、「効果を感じにくくて続かない」という声が多くあがったんです。実は私は以前、93kgあってダイエット食品もいろいろ試していたことがあるのですが、結局続かなかった経験があるので気持ちがよくわかりました。続けられない自分に対して自己嫌悪まで感じたりしてしまうんですよね。


そうした方に寄り添い、ストイックに頑張らなくても続けやすい製品にすることが自分たちの価値提案になると確信しました。


■健康道場ブランドの考え方に合った素材、HMPA*²の出会い

――数ある成分の中から、すらなSの機能性関与成分「HMPA」を選んだ理由を教えてください


藤本:今回の内臓脂肪対策のコンセプトに合う成分を探しているときに出会ったのが、玄米由来の米ぬかを発酵させてできる「HMPA」でした。HMPAは、代謝スイッチを活性化し、脂肪や糖を効率的に消費するとともに、コレステロールの合成を抑制する機能性関与成分として最近注目されています。一つの成分で内臓脂肪だけでなく、コレステロールと血糖値にもアプローチができます。過去の消費者調査から、内臓脂肪を気にしている方は、コレステロールも気にされているなど、お悩みは一つではない方が多いということもわかっていたので魅力的でした。

また、HMPAはポリフェノールが腸内細菌によって、その効果が発揮されやすい状態になったポリフェノール代謝物の一つで、このポリフェノール代謝物を腸内ではなく、発酵技術を活かして生成し、直接摂取できるようにした素材です。これは、最新の栄養学の考え方に基づいていて、進化していく健康道場ブランドにおいては重要なポイントでした。


さらに、健康道場ブランドは、サンスターの福利厚生施設「心身健康道場」で実践されている玄米と野菜を中心に低カロリーながら栄養・滋養に富んだ食事で腸を健康にする“玄米菜食”の考え方に基づいた製品づくりをしています。野菜飲料の特定保健用食品や機能性表示食品を展開している一方で、玄米については製品化こそしていたものの、機能性を活かした製品はまだ世に出せていなかったので、玄米由来の成分というところもブランドに合っていると思いました。



■「すらなS」は“続けられる”設計を目指したということですが、製品設計での工夫した点と苦労した点を詳しく教えてください


藤本:すらなSは、最終的にリンゴ、レモン、日向夏にショウガをアクセントとして入れた果汁飲料になりましたが、実は最初は野菜飲料として開発していました。しかし、弊社のお客様約100名へのヒアリングと試飲を重ねる中で、「野菜ジュース=肥満予防」というイメージが浸透しておらず「求められているのは野菜ジュースではないな」と、方向性を大きく変えることになりました。


河野:開発初期のインタビュー調査中に、お客様から「汗が出ると、痩せてる気がする」という声を聞いて、ハッとして。「そうか、感じられるから信じられるんだ」と。

 “効いてるかも”と体で思えることが、継続のモチベーションになるんだと改めて認識し、飲みやすさと効果感を感じる味づくりを軸に検討を重ねた結果、ショウガのピリッと感にたどり着きました。実際に脂肪と糖の代謝を高めて内臓脂肪を減らすのを助けているのはHMPAなのですが、体を温めるイメージの強いショウガの刺激を含めた味設計は、まさにそのために欠かせない要素だと思っています。


藤本:また、素材の選定の次は、それぞれの配合量にもこだわりました。一番苦労したのは、ショウガのバランスです。

試飲では「喉元を通るときのピリッとした刺激が効いている感につながる」といったショウガの辛味が良いという声が多かった一方で「毎日飲むにはマイルドな方がいい」との意見もあったんです。そのバランスを調整するのにも試作を重ね、多くの方に試飲をいただきました。

最終的に甘さとのバランスにリンゴ果汁も活用しつつも、あえて好みが分かれる“ショウガ感”は残した「しっかり辛い」味わいに仕上げているので、飲んでいる実感があって、毎日続けやすい味になっています。


細かく成分を調整した試作品



――すらなSはさらっとしていて飲みやすいですが、食感に関して、特にこだわったポイントはありますか?


藤本:すらなSには、バナナ6.5本分の食物繊維を含んでいます。不足しがちな食物繊維を補えるようにとこだわって入れているのですが、設計がおおむね完了した時点では、現在のものとは別の水溶性食物繊維を使用していました。そこまで気になるほどではなかったのですが、やや“もったり感”があり、“ショウガの辛味を活かしきれていないのでは?”“狙っていたすっきり感になっていないのでは?”と思うところがありました。脂肪の代謝効率が一番高くなると考えられる“朝に飲む”ことをおすすめしたかったので、口当たりの軽やかさがとても重要で、体にスッと入る飲みやすさを追及したかったのです。開発のタイムライン的にはギリギリだったのですが、変更する決断をして代替案を探った結果、最終的に現在の水溶性食物繊維に切り替えました。


腹持ちの良さはそのままに、粘度が低く溶けやすいため、ショウガの風味がより際立ち、すっきりとした味わいにすることができました。

味・食感・製造性すべての面で、妥協せずに最適な選択ができたと感じています。


――開発の過程で他に印象に残っていることがあれば教えてください。


難しかったのが“100mL”という容量設計です。容量が多いと飲み切ることが大変な方もいるということから、小容量にしようということは決めていました。その中で60mL、80mL、120mLなど、さまざまな容量を検討しました。容量によって最適な甘みも変わるので、リンゴ果汁0.5%刻みで甘さを調整してみたりと、味と容量のバランスの細かい調整と試飲を重ね、「この量が最適だ」と判断しました。


河野:容器も大きな課題でしたよね。健康道場では以前からスチール缶を使っていましたが、お客様から「捨てにくい」「使いづらい」という理由から、日常使いには紙パックが便利という声が多く、最終的には利便性を重視し、今回は紙パックを採用しました。

忙しい朝にも取り入れやすいようにストロー付きで、片手でも“ながら”で飲める仕様。化粧をしながらでも倒れずに飲める設計ですし、慌ただしい日常の中でも無理なく続けられる存在になれると思っています。


容器の選定と中身のブラッシュアップは、社内外の多くの方々に実際に試していただきながら進めていき、意見もさまざまで、都度ブラッシュアップすることが必要でした。一発で決められない分、時間はかかりましたが、その分納得できる形に仕上がったと思います。




――製品名はどのように決めたんですか?


河野:最初に100案ほどアイデアを出して、最終的に「すらなS」に決まりました。「スラッとなれる」という意味で、「緑でサラナ」との姉妹感もある響きでしっくりきました。


3年かけて開発してきたこともあり、思い入れの強いネーミングです。

■「自分の未来のために、今日から始める」“心の保険”のような存在に

――どんな人に、どんな場面で届けたい製品ですか?


河野:誰しも「体型が変わってきたな」と感じる瞬間ってありますよね。たとえば友人との再会や結婚式の前、久しぶりに着る服がきつくなったときなど。そんなときにそっと寄り添える存在であれたらと思っています。特に、気持ちだけ焦って何も行動できず、自己嫌悪に陥ってしまうような人にとって、「飲んでいるから大丈夫」と思える“心の保険”のような存在になれたらうれしいです。



――開発を通じて、改めて実感した「サンスターらしさ」とは?


河野:サンスターには「人々の健康と生活文化の向上に奉仕する」という社是があります。健康に従事する企業の社員こそ健康であるべき、という考え方のもと、社員の福利厚生施設である「心身健康道場」を40年続けていて、社員の健康増進に取り組んでいます。「健康道場」ブランドは、そこで実践されているメソッドを広く一般のお客様にもお届けできるようにとの思いから誕生しました。


野菜が苦手な方や健康習慣が続かない方でも手に取りやすい、「健康への入り口」となるような製品に仕上がりました。

パッケージデザインには「誠実さ」や「自然体」といった、サンスターらしい価値観を反映し、流行よりも中身を大切にする姿勢が、この製品にも息づいていると実感しています。


■“お腹の脂肪をなんとかしたい!”の先にある、長く続く健康投資へ

――「すらなS」が広まった未来、日本のウェルネス意識はどう変わっていると思いますか?


河野:少しスケールの大きな話になりますが、いわゆる“メタボリックドミノ”の初期段階を抑えることが、将来の健康維持にはとても重要です。

「すらなS」が日常に自然と溶け込み、「自分の未来のために今日から飲もう」と思える人が増えれば、日本全体の健康意識も少しずつ変わっていくはず。もちろん現時点では「お腹の脂肪をなんとかしたい!」という気持ちが先行しがちですが、その先にある“健康投資”の一歩になれたら、担当者としてこれ以上喜ばしいことはありません。


――「すらなS」発売を目前にした今の率直な想いを教えてください。


藤本:これだけ多くの人の手を経て誕生した製品なので、やはり一人でも多くの方に届けたいというのが正直な気持ちです。「お守りのような存在」として、日々の習慣にそっと寄り添えたらうれしいですね。


私自身も6月から毎日飲んでいて手ごたえを実感しています。一言で語るのは難しいですが、「これを飲んでいたら大丈夫」と思ってもらえるような、信頼できる存在として自信を持っておすすめしたいです。飲んだらきっとわかってもらえる──そんな自信があります。ぜひ一度飲んでみてほしいです。



――最後に伝えたいメッセージをお願いします。


河野:「10年先の健康を一緒に積み重ねましょう」。これが僕からのメッセージです。

目の前の変化だけで終わらず、そこから始まる「長く続く健康習慣」のきっかけになれたら。そんな想いで、みなさんの新しい一歩を心から応援しています。


*¹代謝スイッチ=AMPキナーゼ 

*² 3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸 





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