2年間にわたって休診となっていた大分県竹田市唯一の小児科「こども診療所」が7月1日から再開した。
平日の診療時間を短縮ししたり、看護師を増やすなどして、課題となっていたスタッフの負担軽減を図る。

2023年医師が体調不良で入院して以来休診していた「竹田市立こども診療所」
竹田市唯一の小児科専門の医療機関「竹田市立こども診療所」は2023年7月に1人しかいない医師が体調不良で入院して以来、休診となっていた。
体制が整ったため市は1日から診療所を2年ぶりに再開。
再開にあたってはスタッフの負担軽減のため看護師を1人増やし、2人体制としていて、7月中にはさらにもう1人確保できる見通しだという。

再開した1日は2組が診療所を利用
また、平日の診療時間を1時間短い午前9時から午後5時までとし、火曜日は午前9時から正午までの診察。以前行っていた土曜日の診療は休むという。
再開した1日は、2組の利用があった。

財政的な理由などから医師は1人体制のままに
竹田市の工藤隆浩副市長は「スタッフの皆さんも安心して働ける環境づくりに取り組んできた。地域の皆さんに信頼されるこども診療所として運営していきたい」とコメント。
ただ医師は、財政的な理由などから1人体制のままとなっていて、市は「診療所のスタッフと協議する場をつくり負担が増えていないかフォローしていきたい」と話している。
