岐阜・飛騨市神岡町に建設している素粒子・ニュートリノの観測装置「ハイパーカミオカンデ」の最新の様子が報道陣に公開されました。

28日に公開されたのは、地下600メートルにある高さ94メートル、直径69メートルの巨大な空洞で、今後は水槽や超高感度の光センサーを設置するなどし3年後に完成する予定です。

東京大学 宇宙線研究所・塩澤眞人教授は「ひとつ大きなヤマは超えたが、これから難工事が残されている。まだまだがんばっていかないといけない」と述べました。

この施設では、ニュートリノの研究を通して宇宙の成り立ちや進化の謎に迫るとしていて、前身のカミオカンデではニュートリノの観測に成功するなどし、2度のノーベル物理学賞受賞につながりました。

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。