飲食店に予約の電話をかけ、架空の仕入れ業者などを紹介して金をだまし取ろうとするいわゆる「ドタキャン詐欺」。県内の店にも同様の電話がかかっていたことが分かりました。東京都内などで相次いでいるいわゆる「ドタキャン詐欺」は、店の予約をキャンセルするだけでなく、架空の仕入れ業者などを紹介し、金をだまし取ろうとするねらいがあるとみられています。26日、佐賀市のレストランに佐藤と名乗る男から予約の電話があり、「今後はラインでのやり取りをしたい」と告げ、店長とラインでやり取りを始めました。男は予約当日にラインの電話で、「紹介する会社からワインを4本仕入れてほしい」などと店長に伝えてきたということです。ワインが高額だったことやラインでのやり取りが多かったことから、店長が不審に思い、電話で男に仕入れの断りをしたところ、ラインのやり取りはすべて削除され、予約の時間になっても客は来なかったということです。
【さがんれすとらん志乃県庁店中島隆吉店長】「今材料費も高いし、人件費も高いし、せっかく一生懸命作った料理を無駄にされたりして、残念です」
店は26日、警察に被害を相談し、今後予約を受けたときにラインでのやり取りを促された場合は注意したいと話しています。