県有明海漁協の通常総代会が27日開かれ、西久保組合長が有明海再生へ向けた対策について考えを述べました。

【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「関係機関から意見を伺いながら対策を進め、他県で実践されている有効な対策なども研究、導入していく必要があると考えています」

県有明海漁協の西久保敏組合長は、27日佐賀市で開かれた総代会で有明海の海況改善へ向け考えを述べました。
3年連続で不作となっている有明海の養殖ノリに関して、国の交付金を活用しつつ、漁業者からの要望を聞きながら二枚貝の再生など、海況改善へ向けた試験的な取り組みも行っていきたいと話しました。

【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「大学の先生の調査の中で、あそこに赤潮の細胞が休眠していますというのがわかったですもんね、そこば今集中的に海底耕運をやっています」

また諫早湾干拓事業をめぐり、調整池の泥が有明海に流れ込む量を減らすため国が新たに排水門に設置する予定の設備についても、新たな取り組みだとして期待を寄せていました。

サガテレビ
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