中国・四国地方では異例の6月中の梅雨明けの発表となりましたが、なぜ、ここまで早くなったのか光岡気象予報士の解説です。
(光岡香洋気象予報士)
「異例の速さで梅雨明けした理由は、太平洋高気圧の勢力の強さです。
通常ですと日本の南岸にありますが、今年(2025年)はフィリピン沖の海水温が高かったため、対流活動が活発となりました。そして、温かい空気が上空を伝って太平洋高気圧に流れ込み、太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線を下げた形になります。
この先は本格的な夏となります。危険な暑さとなっていきそうです。
7月・8月・9月の平均気温ですが、平年よりも高い予想となっています。暑さのピークは7月下旬から8月上旬。今年(2025年)は暑さが長くなるのと、猛暑日が多くなります。9月になっても残暑に十分に注意となっていきそうです」