放課後で身につく非認知能力

「子どもの非認知能力、人間力を伸ばしたい、伸ばしてあげたい。そう思ったとき、親は何をしてあげたらいいですか?」

私は学童保育の現場で何度となく、こんな質問を受けてきました。そのとき、私は「特別なことをしてあげる必要はありませんよ」とお伝えしています。そうすると、保護者の方は「ん?」という表情をされます。

それはそうかもしれません。KBCのパンフレットには「社会につながる人間力=非認知能力を育みます」と書いてありますから。

大事なのは子どもたちが根底に持つ感情(画像:イメージ)
大事なのは子どもたちが根底に持つ感情(画像:イメージ)

たしかに私たちは子どもの非認知能力を伸ばせる体験価値のあるプログラムを、子どもたちが過ごす放課後時間に盛り込んでいます。しっかりと考え抜かれたプログラムであることには自信を持っていますが、ただそれは大それた取り組みではないのです。

根底にあるのは、子どもたちの小さな「やった!」や「できた!」、「やりたい!」や「どうして?」、「わかった!」を大切にしていくという想い。そのどれもがKBCに来なければ味わえない達成感や疑問や喜びではありません。