横浜の海にぷかぷか浮かんでいる謎の物体。 実はこれ、環境問題を解決する発明品なんです!

明治大学付属八王子高校1年 嘉手納杏果さん(15) 「小魚を巻き込まないマイクロプラスチック回収装置です。小魚をこの中で死なせずにマイクロプラスチックだけを回収できます」
この装置を発明したのが、高校1年生の 嘉手納杏果(かでな・ももか)さん。15歳です。

嘉手納さんは海のゴミを少しでも減らし、魚も守りたいとの思いから装置を開発。 この日も、実際に装置が作動するか海で実験を行っていました。

嘉手納杏果さん(15) 「小魚入ってない!装置が作動していたのがまずはよかったと思います」

この発明で今年の内閣総理大臣賞を受賞しました。 “自分の作ったもので人の役に立ちたい”という嘉手納さん。

これまで手がけた発明品は20個以上。 大学の研究機関からも指導やサポートを受けるなど注目されています。

北里環境化学センター 山田陽城理事長 「我々専門家が見ても感心します」

嘉手納さんが発明品を作り始めたのは小学3年生の時。 きっかけはおばあちゃんの困りごとからでした。

嘉手納杏果さん(15) 「『またハンガー絡まっている!』というのをおばあちゃんが言っていたのを聞いていたので。発明品「絡まないハンガー」は三角形の頂点付近に磁石をくっつけることで連結させて絡まなくさせるというものです」
嘉手納さんが発明を続ける原動力になっているものとは?

嘉手納杏果さん(15) 「自分で考えたものが実際にものになっていくのがすごく楽しいし嬉しいしワクワクする。今まで作ってきたものを終わりにせずに点にしないで線にして繋げていきたいなと思っています」
世界へ羽ばたく発明家・嘉手納さんの挑戦は明日も続きます。
(「イット!」4月21日放送より)