ハンタウイルスの集団感染が疑われているクルーズ船が、スペイン領カナリア諸島に到着しました。WHO=世界保健機関は、乗客・乗員を42日間監視する必要があるとの見解を示しています。

日本時間10日午後1時半ごろ、クルーズ船「MVホンディウス号」が、カナリア諸島テネリフェ島の沖に姿を見せました。WHOによりますと、クルーズの乗員乗客およそ150人のうち、6人の感染が確認され、2人に感染の疑いがあり、この8人のうち3人が死亡しています。

WHOは9日、クルーズ船の乗客・乗員を全員、「高リスク接触者」と分類し、感染者との最後の接触から42日間の監視が必要との見解を示しました。

これを受け、ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターは9日、クルーズ船に残るおよそ150人について、5月6日を0日目として、最大で42日間の自主隔離と健康観察を行うよう推奨しています。

ウイルスの潜伏期間は1週間から6週間とされ、初期症状には発熱、筋肉痛、頭痛、消化器症状、呼吸器症状などが含まれ、急速に重症化することもあるとしています。症状が出ていない人への定期的な検査については明確な推奨はなく、症状が出た時点でPCR検査などを行うとしています。

各国は、こうした助言を踏まえ、自国の状況に応じた対応を決めることになります。

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国際取材部
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