先週で春の東京・阪神開催が終了し、函館に加え、今週から夏の福島・小倉競馬がスタート。いよいよ夏競馬が本格的に始まる!
【ラジオNIKKEI賞・GⅢ】
開幕週を迎える夏の福島では3歳限定のハンデ重賞ラジオNIKKEI賞が行われる。

過去には、後に菊花賞・GⅠを制すソングオブウインド(2006年)やGⅠ3勝を果たすフィエールマン(2018年)、さらに海外G1を2勝(2022年ドバイターフ・2023年サウジカップ)し、世界を制したパンサラッサ(2020年)を輩出している。
上述した3頭はどれも同レースで2着だったため、勝利馬以外にも注目が集まるレースだ。
10年ぶり福島参戦! C.ルメール騎手
C.ルメール騎手(46)が、福島競馬に帰ってくる!

アンビシャスで勝利を収めた2015年のラジオNIKKEI賞以来、10年ぶりの参戦となる。

そんなルメール騎手はモティスフォントとの継続コンビで参戦。モティスフォントはメンバー唯一馬券圏内を外しておらず、堅実な走りを見せている。
ルーキー舟山瑠泉騎手、5人目の偉業達成へ!

今年3月にデビューしたルーキー舟山瑠泉騎手(18)が、ラジオNIKKEI賞で重賞に初挑戦。コンビを組むのは、自身にJRA初勝利をもたらしたレーヴブリリアント。思い出の相棒とともに、重賞初制覇を飾れるか。
デビュー年に重賞初挑戦&初Vとなれば、2022年CBC賞の今村聖奈騎手(テイエムスパーダ騎乗)以来、史上5人目の快挙となる(1984年のグレード制導入以降)。
【函館記念・GⅢ】
今年、重賞の施行日程の大幅変更に伴い、函館の名物ハンデ重賞である函館記念は、去年までの7月中旬開催から前倒しされることとなった。
今年の函館は非常にタイムが速く、開幕からの2週間でレコードが4つも更新されている。

今回の舞台である“函館・芝・2000m”のレコードタイムは、1988年の函館記念(サッカーボーイ)で記録した1分57秒8。37年ぶりに歴史が動くかもしれない。
去年の函館リーディング横山武史騎手初Vへ!

去年、函館開催で13勝を挙げ、2年ぶり4度目の函館リーディングを獲得した横山武史騎手(26)。
6月22日終了時点で、6勝を挙げ、函館リーディングのトップに立っている。函館競馬場を得意とする横山武史騎手だが、6年連続で参戦している函館記念では未だに勝利がない。

今年はハヤテノフクノスケとの初コンビで参戦。函館記念を攻略し、5度目のリーディングへ弾みをつけられるか。
ダービージョッキーを背に重賞初制覇へ

クロワデュノールと共に今年の日本ダービー・GⅠを制した北村友一騎手(38)は、マコトヴェリーキーと共に函館記念に挑む。

今回で5度目の重賞挑戦となるマコトヴェリーキーは、2走前の京都記念・GⅡでは3着、そして前走の阪神大賞典・GⅡでは2着と着実に重賞制覇へ近づいている。心強い“ダービージョッキー”を背に悲願を叶えるか。
6月29日(日)、函館記念は午後3時25分、ラジオNIKKEI賞は午後3時45分に発走する。
みんなのKEIBA ラジオNIKKEI賞・GⅢ&函館記念・GⅢ
6月29日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/